タンニンとは
- coffeekonya13
- 4月3日
- 読了時間: 2分

コーヒー染めの研究ということで、“タンニン”を含んでいる植物で染めてみました。
コーヒーの草木染めは、“タンニン”という成分を利用して染色しています。
草木染めにおいて、タンニンを利用して染色をする植物染料が他にも数多くあります。
例えば、今回染めたウルシ科ヌルデの木の葉っぱにアブラムシが寄虫して出来た“虫こぶ”を乾燥させた“五倍子”。
平安時代にお歯黒の原料として使われ、タンニンを多く含み、草木染めでは伝統的な植物染料です。
他にも柿渋や我々の生活で身近な緑茶や紅茶で染める時も、タンニンの成分を利用しています。
ただ、タンニンといっても全て同じタンニンというわけではありません。
コーヒー豆のタンニンはクロロゲン。 焙煎が深くなるにつれて、このクロロゲン酸は減っていきます。
緑茶はカテキンとよく聞くと思いますが、コーヒーのタンニンとはまた違います。
紅茶も葉の発酵過程で酵素が酸化していって、発酵の過程でカテキンがテアフラビンとテアルビジンという成分に変化し、あの紅茶特有の赤褐色が出ると言われています。
一言でタンニンといってもそれぞれ違い、種類があります。
草木染めの中でも染料は、その植物の成分を利用して染色するのでまさに科学の世界です。



