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遠きに行くは必ず邇きよりす

更新日:5月23日

ブランドを立ち上げて最初の1年間は、コーヒーの知識と経験を得るための時間に費やしました。


私は社会人になって最初の会社で販売の仕事をしていました。


商品に対する知識、そのものの“背景”や“ストーリー”をお客様に伝えることができないようではプロではないと強く教えられました。


そういう経験から、生産現場を学ぶことに重点を置き、徳之島で農作業しながら、全国各地でワークショップを開催した2024年でした。


自分が社会人になった頃の20代前半は、会社の優秀な人材に囲まれ、周りと比較をしてしまい、何もできない自分にイライラし、卑下し、苦しい時間を過ごしていました。


ただ、挫折を味わい、それを乗り越えようと自分でトライし、年齢も経験も重ね、出来ることが少しづつ増えてきました。


今振り返ると、「誰でも最初から出来んわな」そう思えるようになりました。


知識・経験・スキルを身につけるのには、ある程度時間がかかるもの。


コーヒーの栽培にかかる時間と人生は似ているのかもしれません。


『遠きに行くは必ず邇きよりす』


物事を行うには、順序を追って手近なことから着実に進めなければならないという意味のことわざ。


5年後、10年後、“先”のことも考えつつ、“今”の自分がやらなければならないことを、ひとつひとつクリアしていかないと、5年後、10年後もありません。

 
 
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