コーヒーの起源
- coffeekonya13
- 5月3日
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更新日:5月30日

草木染に使われる染料は薬や生薬(漢方)だったりします。
実は、コーヒーも歴史を振り返ると、『薬』として利用されていたといわれています。
コーヒー誕生の地といわれているエチオピアのカルディ。
イエメンのシーク・オマールなど、コーヒーにまつわる伝説はコーヒー好きの方には有名なお話かもしれません。
改めて、これらの言い伝えを調べると、あることに気づきました。
コーヒーの始まりは、豆ではなく、『果実(コーヒーチェリー)』ということです。
イエメンでは、コーヒー豆の利用が一般化する前は、コーヒーの実を『お茶』として加工し、近隣諸国に輸出されていました。
コーヒーチェリーのお茶は『キシル』と呼ばれています。
17世紀以降、主要貿易品がコーヒー豆に移りかわり、キシルはローカルな文化として継承されていきました。
その後、2010年代に入ると、コスタリカをはじめとした中米諸国などで「カスカラ」と称して生産が行われ始めています。
すなわち、コーヒーは果実から始まり、その後、豆の利用に移り、再び果実の利用へと戻っているということです。
果実→豆→果実。
歴史を振り返ると新たな発見があったり、良い勉強になります。